先日の台風15号は千葉県に大きな被害をもたらしました。まだまだ被災が続いている地域もあります。みなさまに心からお見舞いを申し上げますとともに、一日も早い復旧と日常の生活に戻れますことを祈るばかりです。
さて、このたびは幼稚園の正門玄関のサワラの大木が倒れました。幼稚園前の県道をふさいでしまいましたが、9日(月)早朝より、出勤できる職員で手分けして交通整理や倒木処理などの復旧作業を行いました。
そのさい、おむかいの株式会社美研さんの社員の方々や、佐倉市や地元警察の方、造園業の方々、電洋社やNTTの方など、たくさんの方々のご協力を得ることができて、初日に伐採処分することができました。心から感謝を申し上げます。
また、幼稚園を心配くださる励ましの声もたくさんいただき、復旧への励みとなりました。とくに千成幼稚園さんは、理事長先生と園長先生が非常用のポケットWi-Fiを持ってすぐにお見舞いにかけつけて下さり、いろいろなご協力の申し出をくださいました。ほんとうにありがたく、深く深く感謝をしております。
停電が続き、倒木の残骸の撤去作業があるため、9日・10日の二日間を臨時休園としましたが、電気が通じて、危険な残骸の処分も終わり、子どもたちの受け入れ環境が整いましたので、11日(水)より保育を再開することができました。
在園児の中には、まだまだ停電が続いている地区の子たちも多くいます。ですから、一日でも早く幼稚園に来てもらって、せめて幼稚園にいる間だけでも、いつもどおりの生活を過ごしてもらいたい、という思いで登園再開して、一日一日を大切に過ごした一週間でした。
子どもたちからは、停電の真っ暗な夜をどう過ごしたかなど台風の話題がたくさん出て、被災にも負けないで明るく話す姿に、大人の方が教えられました。そして、日常保育ができることのありがたさを、子どもたちとともにかみしめました。
12日(木)には、敬老の日のお手紙を投函するため、ご近所の郵便局にお散歩に行きました。年少さんは年長さんとペアになり、手をつないで嬉しそう。年長さんもしっかりと年少さんをやさしくサポートしてくれました。
途中で、昌柏寺のお檀家さんと幼稚園の男の先生たちが、境内の倒木の伐採作業をして下さっていて、ご挨拶をかわして、あたたかな交流もできました。